ポエトリー・リーディングRAPの先駆者
Shing02(シンゴ・ツー)は、一時カリフォルニアに住んでいたということもあり、逆輸入的なアーティストのような印象がある。既成のルールからはみ出た”異質な存在”という点ではBuddha Brand(ブッダ・ブランド)と似ている。つまり、当時のジャパニーズHip Hopシーンにおけるコミュニティでは、自然に生まれそうもない作風ということだ。
Hip Hopという枠組みを、社会問題に関するアウトプットの場として機能させたメッセージ性の高いアーティスト。伝えたいことを、伝えたいように伝える。だから必ずしも韻を踏むことにこだわっていないように見える。「表現のひとつ」ぐらいの解釈なのだろう。
●真吾保管計画 / Shing02
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=fokdihvirRo[/youtube]
昭和テイストのニュース速報から最後の酒鬼薔薇まで、ブラック・ユーモアに富んだ内容。社会問題というよりも”言葉あそび”に重きを置いた作品。それにしても実名が多い。
⇒歌詞
■収録アルバム
緑黄色人種 (2003/08/22) SHING02 |