Herbest Moon(ハーベスト・ムーン)は、Tha Blue Herb(ザ・ブルー・ハーブ)のIll-Bosstino(イル・ボスティーノ)、別名、Boss The MC(ボス・ザ・エムシー)が、プロデューサーのWachall(ワチャル)と組んだときのユニットである。
「より自由に、よりユニークに」というのがコンセプトのHerbest Moon(ハーベスト・ムーン)。最初のシングルは、1999年にリリースされた「コンクリートリバー」であった。
●Concrete River / Herbest Moon
この曲は、シンガー・ソングライター、による同名曲「コンクリートリバー (1986年)」にインスパイアされた作品のようだ。実際、フック(サビ)で、「ブルースに身をゆだねながら~」という、Sion(シオン)のラインが入る。
コンクリートリバー (2000/02/29) HERBEST MOON |
Sion(シオン)の「コンクリート・リバー」は、Ill-Bosstino(イル・ボスティーノ)にとって、少なからず影響を与えていたことは確かであろう。
大きな「流れ」から道を外れ、自分の感性のみを信じて歩き続ける。そんな決意を感じさせる「コンクリート・リバー」と、Sion(シオン)の歌や生き様にヤラレたのだろう。
●コンクリート・リバー / Sion & The Nois
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=210-R8KO4Cg[/youtube]
デビュー・アルバム「SION」に収録されているこの曲。この段階で、達観しているSIONの世界観がすごい。
以下に、歌詞を乗せておく。
コンクリートリバーの歌詞
霧が深い夜のレーシング・ストリート
クラクション鳴らして奴らすっとんでいく
今夜俺は歩きたい気分
こんな街にもあった河に沿って
流れてもいけない野良犬の死骸を
深い霧と闇が匂いさえつつんでる
棄てられた悲しみはもうみんな
強い風と雨と洪水を待つだろう
6月の雨は嫌いとつぶやいて
メンソールを口にしたあの娘が見えた
ザビエル記念碑キリストをきどって
俺を笑わせたあの女が消えた
おやすみ真夜中のかわいい女
エンジンの爆音に怯えることはないさ
冷たいベッドでもケガはしないさ
眠りは誰もがきれいになれるよ
ブルースに身体をゆだねながら
逆らい続けてる奴らを思ってる
夜明けにはビートが満ちるように
なにかが変わってく 俺は信じてる
生まれたその時からもう死に向かって走り続けるのかい
ガードレールも越えれずに
走り続ける瞬間に賭けてきたんだ
今コンクリート・リバー足をとられても
今夜この河を照らす光はない
手さぐりの手さぐりの俺がいるだけ
いつか流れに乗れるさ
今コンクリート・リバー足をとられても
いつか流れに乗れるさ
今コンクリート・リバー足をとられても
いつか流れに乗れるさ
今コンクリート・リバー足をとられても
今コンクリート・リバー身をまかせたまま
今コンクリート・リバー身をまかせたまま
今コンクリート・リバー身をまかせたまま
参考商品
俺の声/SION (2001/11/21) SION |