キャップ（おもにNEW ERA）をかぶって、大き目の服を着ている人のことを「Ｂ系（ビーケイ）」と呼ぶ。しかし、実際にこの「Ｂ」が何なのかは、あまり知られていない。
おなじように「Ｂ」を使う言葉で、「Ｂ専（ビーセン）」がある。
ブサイク好きの人間を示す「Ｂ専（ビーセン）」は、「ブサイク専門」の略である。（ちなみに、「Ｄ専（ディーセン）」は、「デブ専」の略）
おなじ「Ｂ」でも、「Ｂ系」は、「ブサイク系」ではない。「B-Boy（Ｂボーイ）」からきている。つまり、「Ｂ系」というのは、「B-Boy系」の略だったのだ。
すると、次は「B-Boy系」って何、という疑問を抱くことになる。「B-Boy系」というのは、「ヒップホップ系」だと思う人もいるだろう。それも、あながち間違いではない。
厳密にいうと、「B-Boy」は「Break Boy」の略。つまり、「ブレイクダンスをする人」のことを指す。
もっと言えば、「ブレイクダンスをする人の服装（コーディネイト）をしている人」を、「Ｂ系」という。
ほんとうの意味などしらなくても使える言葉
言葉に含まれている「意味」というのは、実にあいまいなもの。使っている全員が、自分だけがもつ「イメージ」だけで言葉を話している。
それで会話が成り立つのだから、おもしろい。
参考動画
●憧れのニューエラ/ ECD
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=W_oNV_SYREs[/youtube]