K-Ci & JoJo(ケー・シー&ジョジョ)は、ゴスペルをバック・グラウンドにもった兄弟シンガー。もともと4人組のダブル兄弟ユニット、Jodeci(ジョディシィ)の片割れとして知られる。
彼らは歌とコーラスが強みで、スロー・バラードを得意としているようだ。圧倒的な歌唱力で歌い上げるバラードは、結婚式ソングとしても最適である。
結婚式ソングとしても最適な2曲
●All My Life / K-Ci & Jojo
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=3xgR3Myvdn8[/youtube]
●Tell Me It’s Real / K-Ci & Jojo
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=41GHAV-HG4U[/youtube]
完成された重厚なハーモニーが圧巻の2曲。恋人に対する一途な愛を歌っている。どこまでも直球勝負。これぞ、ラブ・ソングといった内容だ。
収録アルバム
バラッド・コレクション~フォー・ラヴァーズ (2005/06/29) ケイシー・アンド・ジョジョ |
邦楽カバー作品
●Everytime I Close My Eyes / K-Ci & Jojo
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=Q8jkVOJF4DM[/youtube]
どこかで聴いたことがあるだろう。そう、平井堅の「瞳を閉じて」である。2008年にリリースした、日本の楽曲をカバーした作品を集めたアルバム「LOVE」からのカット。
収録曲の中には、ゴスペラーズ「ひとり」をカバーした楽曲がある。オリジナルに負けない、かなりの完成度だ。
●Hitori / K-Ci & Jojo
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=xV6TqPzxuPQ[/youtube]
曲目リスト
- I just wanna be with you(「ただ・・・逢いたくて」EXILE)
- Tsubomi(「蕾」コブクロ)
- I believe(「I believe」絢香)
- Every Time I Close My Eyes(「瞳をとじて」平井堅)
- WINTER SONG(「WINTER SONG」DREAMS COME TRUE)
- Hitori(「ひとり」ゴスペラーズ)
- Story(「ストーリー」AI)
- Keep Holding U(「Keep Holding U」SunMin ThanX Kubota)
- What I wanted the most.(「僕が一番欲しかったもの」槇原敬之)
- Snow Flowers(「雪の華」中島美嘉)
- Take a chance on love(Original Song)
- Baby I(Original Song)
- I just wanna be with you (Acoustic Ver)(「ただ・・・逢いたくて」EXILE)
- WINTER SONG (Acoustic Ver)
収録アルバム
Love (2008/02/20) ケイシー&ジョジョ |
ヒップホップ・アーティストとの共演
重厚に歌い上げるゴスペル系のユニットが、ヒップホップ・アーティストとコラボレーションした場合、楽曲として成立するのだろうか。
アイデア自体は斬新かもしれないが、純愛などを歌った美しい楽曲を歌う彼らの印象が、あらぬ方向進んでしまうこともある。
以下の曲は、2Pac(トゥパック)の楽曲に客演したシングル作品。その、お下劣なミュージック・ビデオを見る限り、結婚式ソングには間違っても使われることはなさそうだ。
●How Do You Want It [Feat. K-Ci & JoJo] / 2Pac
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=g8vzO7T7yhE[/youtube]
歌とラップを融合させるとヒット作が産まれる。この法則によって、1990年代以降から爆発的にR&Bアーティストがヒップホップ作品に客演するケースが増えた。(ラッパーが、R&Bアーティストの曲に招かれることもある)
K-Ci & JoJo(ケー・シー&ジョジョ)もまた、ご多分に漏れず、彼らの歌声を欲したヒップホップ・アーティストから声がかかった。
しかし、「How Do You Want It」がリリースされたのが1996年。彼ら名義のデビュー・アルバム「Love Always」は翌1997年のリリースである。
つまり、ヒップホップ作品への客演でマーケットを拡大し、その後、自分たちの作品を発表したのだ。
1990年代〜2000年初頭ぐらいのヒップホップが、音楽業界のトレンドになりつつあったという時代的な背景も手伝い、デビュー前の新人シンガーは、ヒップホップ作品に客演し、名前を認知させてからデビューするのが定石のようになっていたのかもしれない。
いずれにせよ、デビューしてからが勝負である。K-Ci & JoJo(ケー・シー&ジョジョ)の場合、しっかりと自分たちの歌を歌い続け、2013年には新作アルバム「My Brother’s Keeper」をリリースし、息の長い活動を続けている。
参考作品
My Brother’s Keeper (2013/09/30) K-Ci & Jojo |